江戸時代の鳶職は花形職業としてもてはやされていました。
今回は、そんな鳶にまつわる歴史を紹介します。
下積みは過酷だけど将来が約束された職業
現代でも、鳶職は建築現場の高所を飛び回る姿から「現場の華」ともいわれていますよね。
江戸時代も大工・左官に並んで鳶の仕事は「華の三職」といわれていました。
すべて大工仕事にあたりますが、何しろ大工というのは技術がいる仕事です。
鳶も例外ではなく、一人前になるまでは地道で過酷な下積み時代があったといわれています。
12~13歳ぐらいで親方に弟子入りしますが、見習い期間に給料をもらえることはほぼなく、下働きばかりさせられたそうです。
2年程経ってようやく現場に連れて行ってもらえますが、雑用ばかり頼まれます。
鳶を含む当時の大工仕事は、8年くらいでようやく半人前扱いだったので、独立して一人前になるには約10年かかったそうです。
めげずにそうした苦労を積み重ねていけた人だけが、華の職業に就いて町人よりも多くの収入を得ることができたのだとか。
鳶は火事場でも大活躍!
そして、大工の中でも鳶職人は、火災が起きた時は町火消として率先して江戸の町を守っていたそうです。
その理由は、高所を飛び回ることに長けていたことに加えて、当時の消火活動は建物を素早く壊すことで行なわれていたからなのです。
建物の構造をよく知る鳶職人なら、たやすく建物を壊すことが可能なので、彼らを中心に火消組織が構成されたようです。
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